みなさんこんにちは。歯科衛生士専門の転職エージェント Hellowa.net です。
今日は歯科医院さんに向けて、歯科衛生士の採用に適した時期についてお話したいと思います。
歯科衛生士の求人を出しても、
「なかなか人が来てくくれない…」
「思った通りの人材が来ない…」
とお悩みの院長さんは沢山いらっしゃいます。
求人票や給与などの条件をしっかり提示していても集まらない場合、
そもそも転職を考えている衛生士さんが極端に少ない
というケースがあるのです。
さて、いきなりですが、次の表をご覧ください。

これはGoogleTrendsから取得した、「歯科衛生士 求人」の検索ボリュームの相対値です。
2015年から2023年まで1週間毎に集計されています。
年ごとのヒートマップを並べてみました。
説明するまでもないかもしれませんが、緑の箇所は相対的に検索数が少なく、赤の箇所は検索数が多い事を示しています。
これを見ると仕事を探す歯科衛生士さんが多いのは…
・お正月休み明けから2月中旬
・4月から6月中旬
・8月から9月終わり
あたりと言えそうです。
逆に、仕事を探している歯科衛生士さんが少ないのは、
・年末年始
・7月〜8月中旬
となります。
どうでしょう。色が緑の所で求人をしていませんか?
実は緑の所で転職エージェントに泣きつく歯科医院さんがとても多いのです。
実際に、Google広告の単価も、衛生士さんが少ないと上昇傾向を示します。
少ない牌を、求人サイトの広告担当者が取り合っているのです。
この緑の時期、区切りが良いだけでなく、ボーナス直後と重なっています。
ほとんどの歯科衛生士さんは1〜2ヶ月掛けて転職をしますので、
ボーナスの時期を目掛けて転職を検討している衛生士さんも少なくないと言えるでしょう。
さて、ボーナス直後に退職者が出てしまう医院は、
「多くの歯科衛生士が転職の検討が終わった後に」急いで人材を探さなければいけないのです。
この時期に人材を取り合ってしまうと、
「選べる時期」より良い条件でないと、応募数を稼ぐのが難しくなってしまいます。
しかしかといって、人が居なければ医院は回りません。
そんな医院が
「誰でもいいから早く来てくれ!明日から来てくれ!」
と求人し、マッチしない人材を雇用してしまうのです。
結局は、急な退職者を出さない事が一番大切です。
・ボーナスではなく、月給のベースを上げる
・職場環境(人間関係や福利厚生、勤務時間)を改善する
といった工夫はもちろん、普段からコミュニケーションをとり、1ヶ月・2ヶ月前に退職の意向を聞ける関係を作る事が大切です。
前もって教えてくれる事ができれば、求職者が多い時期に求人活動を行い、マッチする人材と出会う事が出来るでしょう。
当社の提案で「退職手当」なんてアイデアを導入している医院さんもいらっしゃいます。2ヶ月前に退職意思を伝えた場合、手当を出すような制度です。ただこし、医院からの「今までありがとう」という気持ちも含まれています。そして人間関係が良好な職場でないとトラブルになってしまいますから、先ずは基本のコミュニケーションから改善するのが良いでしょう。
当社では、人材の紹介だけでなく、コミュニケーション研修も実施しています。
離職者が絶えなくてお悩みの医院様はぜひご相談ください。