歯科専門の転職エージェントとして色々な院長とお話をしていると、が衛生士がすぐ辞めてしまうという悩みをよく耳にします。
実際、転職エージェントから医院の給与体系・人事制度をヒアリングしていると、離職率の高い医院・低い医院にはそれぞれ傾向が見えてきます。離職率の低い医院の特徴をご紹介しますので、是非、参考にしてみてください。
給与制度
経験年数や専門知識、スキル、勤務時間などに基づいて決定しましょう。売り上げに応じたインセンティブも有ると良いですね。
ここでなポイントが知識、スキルやその他条件を明確に決める、という事です。医院長の好き嫌いや「なんとなくで昇給」といった医院は、衛生士から見てとても不透明に見えます。
昇進制度
昇進は、技術力や業績、教育や研修などの成果に基づいて設定しましょう。働き手に明確な目標を作ることで、スキルアップ(=医院のクオリティの向上)につながりますし、長期キャリアの形成が出来ます。
研修制度
定期的な研修や勉強会などを用意します。忙しく難しい場合は、外部の研修やセミナーのための経費を負担するのも良いでしょう。最新の知識や技術を習得し、患者に最高水準の歯科医療を提供することができれば、患者さんの再来院率も上がります。
評価制度
定期的に評価をしましょう。評価には、技術力や業績、患者満足度などが含まれます。評価結果に基づいて、昇給や昇進の可否を決定しましょう。
健康管理制度
健康診断や定期的なメンタルヘルスチェックなどを行いましょう。また、必要に応じてストレスチェックやカウンセリングなどの支援が提供されます。
福利厚生制度
社会保険や退職金制度、通勤手当などの福利厚生が用意されます。また、慶弔休暇やリフレッシュ休暇などの休暇制度も有ると良いですね。
結局は、衛生士さんが安心して働けるか
項目別にご紹介しましたが、いちばん大切なのは衛生士さんが安心して働けるかという事です。法律で定められた制度はもちろんの事、将来にわたり安心して働ける環境を作ることが、優秀な人材を長期間にわたり安定して確保するコツです。